

4月は、YIKにとって毎年特別な月です。
新年度の始まりとともに、それぞれの個性や経験、能力、
そしてかけがえのない才能を持った子どもたちが、私たちの園の門をくぐります。
YMCA国際幼児園(YIK)では、すべての子どもが「自分のことを見てもらえている」
「大切にされている」と感じ、自分らしく成長していく機会を与えられることが大切だと考えています。
私たちの役割は、知性と身体、社会性、感受性、そして精神性を含め、子どものあらゆる側面を育むことにあるのです。
幼少期は、発見に満ちた素晴らしい時期です。
子どもたちは、問いを持ち、試し、創造し、遊びながら、失敗しても、
もう一度挑戦する勇気を持つことで、世界を広げていきます。
私たちは、子どもたちが本来持っている好奇心を伸ばし、自分自身への自信と
周りの人を思いやる心を育んでいける、安心で豊かな環境を整えることを目指しています。
英語はYIKにおいて大切な要素の一つですが、私たちにとって言語は単なる学習科目ではなく、
コミュニケーションや人とのつながりを生む手段です。
子どもたちは日々、考え方や表現の仕方、世界との関わり方には様々な方法があることに気づいていきます。
異なる背景を持つ先生や友だちと一緒に学ぶことで、互いの「違い」と、
私たちを結びつける「共通点」を自然に受け入れ、尊重できるようになっていきます。
また、私たちは国際的な視野を持つことと、
自分らしさを大切にすることは、どちらも重要だと考えています。
子どもたちには、自分自身のアイデンティティや文化を大切にしながら、
他者に対して心からの好奇心と敬意を持ってほしいと願っています。
教室では、人の話に耳を傾け、自分の考えを表現し、互いに協力し、共に問題を解決し、
周りの人の気持ちや必要としていることに気づくことを学びます。
YMCAの一員として、私たちの教育は、
「すべての子どもはかけがえのない存在であり、育む価値のある才能を持っている」という信念に根ざしています。
私たちYMCAは、人格の向上に必要な「思いやり」「誠実さ」「責任感」「尊敬心」の4つの価値を大切にし、
私たち自身が日々の生活の中で実践し、子どもたちに示していきたいと考えています。
教育は、パートナーシップでもあります。ご家族は、私たち以上にお子さまのことをよく知っています。
一方で私たちは、仲間というコミュニティの中で学び、遊び、成長していく子どもたちの姿を見守っています。
お互いに耳を傾け、協力し合うことで、子どもたちが自信を持って
世界へと一歩を踏み出すために必要な安心感と励ましを、私たちは与えることができるのです。
YIKを巣立つ頃には、子どもたちが知識や英語力だけではなく、もっと多くのものを身につけ、
自信を持って人とコミュニケーションを取り、好奇心を持って学び続け、自分の行動に責任を持ち、
思いやりの心を持つ若者へと成長してほしいと願っています。
子どもたちがこれから生きていく世界は、私たちが今知っている世界とは間違いなく異なるものになるでしょう。
子どもたちが将来直面するすべての困難に備えさせることはできません。
しかし、私たちには、子どもたちにしっかりとした根、開かれた心、学び続ける勇気、
そして人を思いやる心を育むことができます。
それこそが、真の地球市民として生きていくための土台となるのです。
「何事も愛をもって行いなさい。」
コリントの信徒への手紙一 16章14節